『 アタシとあたしのかわいいについてのおはなし』のお話
歌姫庭園21で頒布したのりひな本『 アタシとあたしのかわいいについてのおはなし』をTwitterで期間限定で公開しています。一週間ほど載せる予定ですのでよろしければぜひ。
「かわいい」に悩むのり子と相談にのるひなたのお話(1/4)
— こななこ (@k0nnk0) 2021年2月27日
#のりひな pic.twitter.com/bmJqLJVfUw
二冊目ののりひな本です。やった~!
今回もお話の補足とか色々振り返ってみようと思います。
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■話を作ろうと思ったきっかけ
本編のあとがきにも似たようなことを書いているのですが、初めて出したのりひな本『きょうはふたりで、 』がひなたの悩みにのり子が寄り添うお話だっので今回はその逆のお話を書きたいと思いました。
■表紙とタイトル
のり子の一人称が「アタシ」でひなたの一人称が「あたし」なの最高じゃないですか???タイトルはそのままストレートに話の内容が伝わる形にしました。
表紙はパール調のキラキラした用紙を使い、絵柄もカラートーン調にしてポップでかわいらしい感じを目指しました。刷り上がりが思った以上にかわいくまとまってくれたのでお気に入りの表紙です。
■本編
お話を考えるにあたって、ひなたは人の悩みを明確な答えを出して解決するのか?というところは少し悩みました。結果的にぼやかした感じにしたのですが、読み返してみたら思ってたより雰囲気で読み取る終わり方になっていて大丈夫かなと少し心配になりつつも、その方がひなたらしいからまあいいか…になりました。わかりづらかったらごめんなさい。
のり子は大学生でひなたは中学生なので、日常生活での悩みもそれぞれ違い共感するのは難しいかもしれないのですがこういう形もあるよねというお話が書けたのではと思います。
冒頭でのり子と絡むモブ女子大生は、無意識に他人のデリケートな部分にずかずか踏み込んでしまうタイプの、こういう奴いたな~という実体験が織り交ざっていたりいなかったりします。二人とも悪気はないから余計に何とも言えぬもどかしさがあります。
本屋の背景が描けそうで全く描けなかったので、近くの本屋で写真を撮って資料集めをした記憶があります。話の入りの大変なシーンなのでいつもよりも力入れて描きました。
ここは二人の表情が一番しっくりくる感じで描けたので特にお気に入りです。
のり子は悩んで行き詰まるとうだうだうじうじしてそうでそんなところも含めておんなのこだなあ…と思い愛おしくなります。のりひな描いたあとにシタののり子のボイスとかコミュとか見直すともっとパワフルで元気でボーイッシュ!って感じなんですが、自分はのり子のふとした柔らかい部分が一番好きで、それがお話の中でも自然に表れているんだなあと最近気づきました。
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のりひな、そろそろ公式でもなんかこう…………何か……欲しい……
そろそろユニット組みませんか……??(?)
公式からほぼ何もない故に自由に二次創作出来る楽しさはあるにはあるのですが、取っ掛りとかなんかそういうのあればいいな~~~…。(貴重な供給、オファーののりひなテキストはあるので読んでみてね)
自分の描いたお話を通して、のりひなアリなのでは…?とほんの少しだけでも思ってくれる方が入れば嬉しいです。
BOOTHで在庫も少し取り扱っていますので、こちらもよろしければぜひ!